――ありそうでなかった御坂美琴、御坂妹、打ち止め勢揃い対談ということでお集まりいただきましたが、まずは『禁書目録』という作品との出会いと1期の思い出から語っていただけますか。
佐藤:オーディションでいただいた美琴という役ですが、中学生役というプレッシャーは大きかったんです。でも原作を読んで、美琴が最初に活躍する『妹達(シスターズ)』編、すごく重たい話なんですけど、これを演じ
られるのはすごく嬉しい、役者冥利に尽きると思って。1期でまさにその『妹達』編を演じられたのが一番うれしかった。
ささき:私も『妹達』編が初登場で、たくさんいるけどたくさん死ぬという衝撃的なキャラで。利奈さんをはじめ皆さんが心を込めて熱く演じられている中、その演技に応えたいけど、ミサカって感情が省エネ最小限なので…。オリジナルのお姉様を受け継ぐけど似せるのではなく、喜怒哀楽の幅を狭めて、普段とは違うやり方で感情
を出力する、これまでに演じたことのないタイプのキャラクターでした。口調も特徴的で、滑舌の練習になるくらい(笑)。音量も出せないし息継ぎどこでするんだろうなんて苦労したんですが、それ以上に心を持っていかれる、とても惹きつけられるお話というのが印象でしたね。残念ながら打ち止めちゃんとは交流がなくて……
日高:そうなんです、別のエピソードで登場したので、まったくなかったんですよね。
佐藤:岡本くんに持って行かれた感じですよね。
ささき:そうです。その頃から、ちょっと悔しい気持ちで……。
佐藤&ささき:かわいい妹をさらいやがってと(笑)。
佐藤:一番かわいい末の妹と最初に喋ったのは一方通行ですからね!
ささき:お前かよっ!っていう共通した悔しさがありますよね!
――いやいや話しかけたのは打ち止めちゃんで……(笑)。
佐藤:あー、そっかー。
ささき:たまたまそこにいたんだからしょうがないよね。
日高:心細かったんですよ! 仲間を見つけようと……。
――がっちり無視されましたけどね、ひどい男です(笑)。
ささき:そうですね、私も何人殺されたことか! あんなに殺されたのは初めて!(笑)佐藤:一万人くらい死
んでますからね。そりゃお姉ちゃんも怒ります!(笑)
――そんなひどい男についていくところから始まるんですが日高さん。
日高:1期ではお姉ちゃんたちとの絡みがなかったのが残念だったんですけど、演じていてホントに楽しかったですね。最初はすごく冷たかった一方通行さんが、打ち止めちゃんを助けてくれて、心が温まるなって思いなが
ら演じさせてもらいました。
佐藤:メインで出てるのが2話だけなのに、印象強いよね。そういえば、いまだに美琴と会えてないんだよね。
日高:そうなんですよー! 他のお姉ちゃんたちは助けてもらってるのに!(笑)
ささき:えへへー(笑)。1期のときはホントに過酷なシーンで助けてもらう立場だったのに、2期で再会したらすでに当麻を巡ってお姉様の邪魔しようとしたり。
佐藤:妹に自我が目覚めて(笑)ライバル心というか、姉には負けませんみたいな。
ささき:いらんことを言ってみたり、こんなこともできないんですかなんて挑発したり。それに戸惑うお姉様が可愛いんですけど。
日高:指輪もらおうとしてましたよね、そういえば。
佐藤:くっ、妹のくせに……(笑)。
――そういう意味では、美琴が一番中学生らしいというか。
佐藤:確かに一番純情というか、素朴ですよね。多分、美琴は『妹達』とは呼んでるけど、ミサカたちを自分の妹ではなく、ひとりの人間として見てるからああいう対応するんだろうな。
ささき:いい意味でお姉さんぶらないというか、尊重してくれるというか。こんなにたくさんいるのに、個々の人間として大切に扱ってくれる感じがすごくします。
佐藤:他の人に対する基本的なスタンスがそうなんだと思う。だから、打ち止めとはまだ絡んでないので、この先どうなるかなと。
日高:ふたりが会ったらどうなるのか、全然想像がつかないです。
佐藤:でも打ち止めと絡んだら「アレ」が付いてくるじゃないですか。彼が来るとなると、ちょっとな……
ささき:お姉様としては構えちゃいますよね。
佐藤:ですよね。だから、会えないんじゃないかなっていう気がしますね。なかったことにはできない過去があるから、会わないほうが面白いのかもしれないです。でも、美琴は知らないけど、一方通行はどんどん変わって
いってるから、あのふたりを見ているのはすごく好きなんですよね。
日高:ですよね。ホントに一方通行さんがどんどん優しくなって丸くなっていく姿は、私自身もほっこりしちゃって。あぁ、いいなあって。
ささき:あんなに殺されたけど、可愛い妹が幸せならそれはそれでいいかなと(笑)。そう考えると、ミサカって出会っていないお姉様と打ち止めちゃんを繋ぐ存在なのかなと思うときもあるんですが……。
佐藤:その割にお姉ちゃんと上条さんとの邪魔したり(笑)。
日高:打ち止めにも辛辣なんですよね(笑)。
ささき:そうそう、ちょっと驚きで(笑)。里菜ちゃんとふたりで、2期で一緒になったねってすごく喜んでたのに、あれ、なんだかギスギスしてない?って(笑)。
佐藤:いたずらされた反撃がすごかった。あれは面白かったー。
ささき:そこからさらにお姉様の邪魔をしに行って。
佐藤:目的のためには手段を選ばないタイプの妹と、まったく気にしないタイプの妹。ゴーグルの取り合いも面白かったよね。
ささき:いいよいいよじゃなくて、真剣に取り返そうとしちゃうのかって。それを意にも解さない打ち止めちゃん、すごい大物ですよね。
日高:末の妹なんだけど、なんだか上の立場にいるっていう不思議な関係ですよね。
佐藤:恐ろしい姉妹喧嘩。ここに美琴が入ったらひどいですね、多分。死人が出ます(笑)。
ささき:上条さんあたりが大変な目に!
佐藤:本人達は平気なのにまわりがヒドイ目に遭うというあたりは、やっぱ似てますよね。
日高:巻き込み型ヒロインですね(笑)。
佐藤:でも、打ち止めちゃんが一番大人っぽいところがあるかも。あの人はわたしがいないとダメなのって言っちゃうじゃないですか。
日高:あそこ超感動しました! あの人は本当は弱いから、今度は私が守ってあげるって。
佐藤:ね。もちろん感性でなんだと思うんだけど、こんなちっちゃい子がこんなこと言うんだって。
ささき:母性に近いのかな。純粋さは突き詰められると大人の女性になるんだなって、すごく不思議な気持ちで。
――やっぱり相手のいる余裕なんでしょうかね。一方通行と打ち止めはかっちり安定しちゃっていて、だから安定していない当麻をめぐる熾烈な争いが(笑)。
佐藤:中の人的には特にそこに参戦したいわけではないんですが(笑)。
ささき:わたしも(笑)。
――え、意外とおふたりの中で上条くんの評価はそれほど高くない?
佐藤:私個人としては、ちょっと上条さんは正当なことを言い過ぎですね。
ささき:偉いしすごいんですけど、遠くから見ていて頑張れっていう感じで。近くで支えてあげようとか一緒にいたいではないんです。
佐藤:近くにい過ぎるとつらくなるかも。美琴と上条さんもタイプが同じだからこそぶつかっている感じですし。
――では、おふたりの評価が高いのは?
佐藤:カエル医者さんかなあ。カッコイイですよね、大人の男性。
ささき:やっぱり。『妹達』的には生きていくためにも(笑)一緒にいてくださらないとという、両方の意味でカエル医者さんが熱いですね、一番。
佐藤:ステイルさんも好きですね。ちょっと弱いところがある人の方が好きなのかもしれない。格好付けてるのにべしゃってコケたりとか、ダメっぽい~でも好き~みたいな。
日高:インデックスに対する真っ直ぐな愛情も素敵ですよね。あの一途さ。
佐藤:あー、でも上条さんが羨ましいのかもしれない。だって女の子超いっぱいいて、あんなに愛されてるのに不幸だなんて。
ささき:全然不幸じゃないよー!って、これは男目線?(笑)
佐藤:まあ実際、不幸なんですけどね(笑)。
――これ以上は混迷しそうなので(笑)今度は魅力的な女性キャラについて。
ささき:みなさん素敵なんですけど、私は黄泉川さんと芳川さん。いろいろわかった上でふたりを見守りながらも、あっけらかーんと一緒に暮らしてるところにすごく魅力があるなーと憧れます。一緒に暮らしたい。
佐藤:いいよね、すごくいい家族。カッコイイもんね。
日高:日高はですね、インデックスと黒子がすごく好き。インデックスの「とうまとうま~」に、もうすっごい癒されるんですよ。ずっと見ていたい。
佐藤:2期はふんわりしてるインデックスと当麻がすごく少なかった気がする。
日高:そうなんですよね。アフレコでもたまにある当麻とインデックスのシーンで、いいなぁこのふたり、癒されるなーって。あとは黒子のアドリブが!
ささき:わかるわかるー。黒子さんもたまらないですよね、こうくるか!って。
佐藤:黒子っていうか……、サトミン(=新井里美さん)?(笑)
ささき&日高:そうそう、中の人!(笑)
ささき:笑いをこらえるのが大変です。素敵でした。
日高:そうなんですよね。あの動きとか表情も、なんかもう。素敵ですね。
佐藤:私はお母さんですかね。美鈴さんがいて美琴がいるんだなって、とてもわかりやすい母でしたね。うちのママは、酔っぱらってる姿もとても可愛い!
ささき:お姉様もあんな感じになるんですかね?
佐藤:どうなんだろう。でも同じDNAをみんな持ってるってことだよね、きっと。
ささき&日高:あ(笑)。
佐藤:ある意味、全員あの人が母親ですからね。
日高:……打ち止めはなりかねないですね。大人になったら全然ありな。
ささき:むしろ、今の時点で一番実力(笑)を発揮しているかも。
佐藤:美琴はああなるまいと思って今を生きてるっぽいから、ああはなるまい。
日高:ふたりの関係が友達みたいで面白いですよね。
ささき:見かけだけじゃなくて、中身も姉妹っぽい。
佐藤:御坂家のルーツですからね、お母さんはもっと出てきてほしいです。
ささき:でも、他のキャラとなかなか絡めなくてさびしいですよね、特に魔術サイド。
佐藤:本編だと難しそうだから、パロディ、ギャグチックに何かやってくれたら……
ささき&日高:嬉しいですね!
佐藤:美琴も一方通行と会えるし。
日高:そうだ、それだ!
佐藤:そんなお遊びドラマCD的なのとか。
ささき:日常が少ないとさびしいんですよね。これだけキャラクターが生き生きしているからこそ日常が見たい作品じゃないですか。やっぱりドラマCDですか?
佐藤:絵を付けるとなると大変だけど、音声だったらいけそうじゃないですか!
日高:『妹達』が勢揃いしたら何が起きるのか、知りたいですよね。
佐藤:ミサカCDとか面白いかも。のぞみちゃんがひとりで一万人分、ずっとしゃべり続ける(笑)。
ささき:2期からはちゃんと個体差が出てますからね!
日高:末っ子にベタ甘なミサカがいたりするかも!(笑)
ささき:お姉様にすごく迎合するミサカとか、応援しちゃうようなタイプがいるかもしれない。
佐藤:そういう意味で、今後も一番活躍できるのが『妹達』かも。世界中にたくさんいるから。
ささき:今までにない規模の最大級ヒロイン(笑)。
佐藤:ということで、ミサカネットワークCDをぜひ(笑)。
――では次はエピソードについて。2期を振り返って印象的だったのは?
佐藤:相棒の黒子の活躍。普段は飛び道具的にサトミンがアドリブをかまして帰っていく姿ばかり見ていたので、カッコイイ姿も見られてうれしかった。「やっぱりカッコイイな、うちの相方!」って思った話でしたね。
ささき:いいパートナーだなって感じですよね。
佐藤:特にサトミンとは公私ともに仲良かったりするので、なんか嬉しかった。錦織監督が『超電磁砲』をフィ
ードバックしてくれたりしているので余計に。『禁書目録』と『超電磁砲』は監督が別々なところが面白い。同じだったら作品も同じカラーになってしまうけど、ちょっと違うテイストが入ってくるじゃないですか。
――具体的にはどの辺なんでしょう?
佐藤:お風呂の扉越しの会話とか。関係性は『超電磁砲』なんだけど、描き方は『禁書目録』っぽいなって。言っている事と本心が違う演出って、すごく『禁書目録』っぽい。
ささき:わかるんだけどわかんない、でもわかるみたいな、もどかしい感じですね。
日高:難しいけど、何となく感じるんですよね。嘘の言葉であんなにお互いを想いあえるって素敵。
佐藤:そういうのが打ち止めちゃんと一方通行の間にもあったりするよね。一方通行がちょっとぶっきらぼうに言うのも、ホントは言葉通りの想いじゃないみたいな。
日高:打ち止めはちゃんとわかってるんですよね。そこがまた!
ささき:そんなところもお母さんぽい(笑)。私は黒子さんがあんなケガをしても結標さんに立ち向かっていく姿に、上っ面の「好き」じゃないんだなってすごく胸を打たれて。あと、当麻とインデックスの関係。ちゃんと心が通いあってるというか、インデックスのどこか母性的な部分が、色んなエピソードの合間に差し込まれてるなって。
佐藤:2期では「帰る場所」としてインデックスが描かれることが多い気がする。
ささき:ああ、シスターなんだなって思います。そこは見ていてすごく素敵。
日高:私は美琴と当麻が一緒に写真撮ったシーン。あのふたりもやっぱりいいんだよと思って。あの不器用さにぎごちない笑顔も、うんうんって思ってしまうような。
佐藤:やっぱりどこか似てるんですよね、あのふたり。
日高:そうなんですよ。で、そこに黒子が来るところもまた面白くて。なんかいいですよね。あとは自分で演じているっていうのもあるんですけど、やっぱり一方通行と打ち止めの関係性ですね。絆創のシーンは、もう見ていて涙が出てしまうぐらい感動したし、優しさがすごくいいなって。一緒にいることがもう当たり前だって私自身も感じていて。一方通行が何をしても打ち止めは見守ってあげるんだろうな。ふたりの関係はずっと続いてほしいなって思いますね。
佐藤:ずるいですよね、なんか。科学サイドの主人公は一方通行と打ち止めで、魔術サイドはインデックスと当麻。で『超電磁砲』は美琴と黒子?みたいな(笑)。
ささき:それが明確になったのが2期なんだなって、1万人くらいで見守ってました(笑)。
佐藤:あのふたりの距離感も気持ちいいよね。
日高:地下道で当麻と打ち止め、インデックスと一方通行が別れたときに「打ち止め!」「一方通行!」って呼び合うのも! もうなにこの人たちみたいな(笑)。ふたりとも名前を呼んだの、初めてなんですよね。しかも
大声で呼ぶっていうところがまた、きましたね。
ささき:打ち止めちゃん、うれしそうだったもんね。ああいう近付き方って、すごくかわいくて素敵。
日高:ですよねー。
佐藤:ずるいキャラだな一方通行(笑)。そういう意味では美琴は割とにぎやかしという立ち位置がとても『禁書目録』っぽい。美琴が踏み込めない、蚊帳の外感。ホントに美琴が知らない領域は、一視聴者として見てしま
う。でもそのセパレート感がとてもいいなって気がするんです。交差するのは当麻だけでいいんですよ。彼が中心になって動いていくのを、やきもきしながら見ている方が、美琴もいい気がして。
――さて、2期を終えて、皆さんにとっての『禁書目録』はどう変わったんでしょう。
ささき:1期以上に、占める部分が大きくなってますね。私自身、1期は短い期間だったし、ホントに必死に生きている彼女たちを演じることが精いっぱいだったんです。それが2期になって、個体差を表現したりより楽し
める余裕と発展性が出てきた。1期の彼女たちを踏まえたうえで、楽しんで生きていることが見えてきて、そういう成長みたいなものがとてもいいなって。
佐藤:上条さんの言っていた「ひとりひとり命を持った存在なんだ」っていう言葉が、2期には活きてきてる感じ。
ささき:で、お姉さまが個々を尊重して楽しく生きさせてくれている。劣る部分があっても、優れてなくても、ちゃんと楽しんで生きていけるんだよっていう想いが彼女たちに投影されてるんじゃないかって、私は勝手に思
っていて。最高級のおいしいご飯が並んでいる中にある、素朴なお料理の良さみたいなものを彼女たちに感じるので、いいな、楽しいなっていうのがあります。
日高:私も1期はホントにゲストだったんですが、2期になって出番も増えて、出番のないときもみんなのお芝居を見たりできたので、打ち止めと一方通行、ふたりの関係以外にも当麻とインデックスとか黒子と美琴とか、
それぞれの面白さを感じられました。なにより残酷だった1期と比べて、2期は笑えたり癒されたり心が温かくなったり、そういう個人的に好きなお話が多くて、台本読むのがすごい楽しくて。カッコイイ戦いのシーンもあ
るけど、最後はどこかしらホッとできる。そういう面でも2期はいいなーって。やっと本当の意味で『禁書目録』の世界に入れたのかな?
佐藤:『禁書目録』って初登場したキャラにとっては、全部がクライマックスみたいな話なんですよ。で各々、当麻に幻想をぶち壊され、解き放たれて、そのあと脇に回れるというか、自分たちの日常にストンって落として
もらえる。ちゃんと鎌池先生がそれを拾って書いてくれるんですよね。出しっぱなし、可哀想な感じで終わらせるんじゃない。例えば結標さんもバコーンって殴られた後もちゃんと出てきて、私は私で頑張ってるよっていう
姿を見せたりとか。そういう広がりがものすごく独特なんですよね。だからライフワークというか、長く続けば続くほど、いろんな面が見られて面白くなるんだろうなって。
ささき:新しいキャラが出てくる一方で、前からいた人は深く掘り下げていく重ね技。
佐藤:それをちゃんと監督もわかっていて、だからこそカット数が増えて台詞も詰まるんだと思うんです。出してあげたい、このエピソードは描きたいし切りたくない!みたいに。で、どんどんカットが増えて中山さんが泣
く(笑)。
日高:最初の頃の打ち止めと一方通行のお風呂シーンもそうですよね。なくてもいいんだけど、見せることでふたりとも元気だよって伝わる。
佐藤:なので長く世界が広がっていったらいいなと。もし『超電磁砲』の続きがあったらどうなるのかわからないけど、『妹達』が出てくる可能性もあるだろうし。そういうスピンオフゾーンも面白いなと思って。
ささき:見たいです! 出たいです!(笑)
佐藤:サトミンともライフワークになったらいいねって、よく言ってるんです。ずっと一緒に成長していけたらいいなあって。
日高:原作も『新約』になって、アニメ作る分もありますしね!
ささき:どんどん書いてください鎌池先生!(笑)
――では最後に、最終話楽しみに待ってくださってるファンの方々に、一言ずつメッセージをお願いします。
ささき:第3期を激しく希望します!(笑)せっかく楽しく広がってきて、御坂妹も打ち止めちゃんとかと交流できたりしたので、もっと新たな面を見たい。もっともっと色んなキャラクターが出てきて、どんな話になっていくのか一視聴者としてもすごく楽しみですし。もちろん『超電磁砲』も続いてほしいです。なので、そういう希望とか期待をこめて最終回をお楽しみください!
日高:最終回はホントにびっくりするくらいのボリュームです。30 分でこんなに分厚い台本初めて!っていうくらい色んなものが詰まってて、キャラクターもびっくりするくらいたくさん出てて、その中に打ち止めも参加することができたんですけど、やっぱりもっともっとみんなの「次」が見たいんですよ。なので、もうホントに私も3期を希望しますね、もちろん。打ち止め目線だと最終回は途中なんですよ、だからもう…
ささき:3期いっていただかないと!(笑)
日高:困っちゃいます!(笑)
佐藤:そんなボリューム満載な最終話だったんですが、演じている側はみんな、何か最終回な気がしないっていう不思議な現象が起きているんです。だから最終回じゃないんじゃないかなって(笑)。原作小説もいっぱい出てますし続いてますから、ライフワークのように長く楽しく作品を一緒に作っていけたらいいなと思ってます。
とにかく、ホント監督をはじめ、スタッフの方々はみなさんギリギリのラインで死ぬ思いをして作っていますので、多分、このままだと監督とかが死んじゃうから(笑)一旦最終回なんじゃないかな。毎回クライマックス!
というくらいにものすごく力を入れているので、皆さんに望むことは、ぜひ最終話を見て、私の言った意味を感じて、「次、次!」っていうコールをしてくださるとうれしいなと思います。
ささき:そこは全ミサカが。
佐藤:ね、御坂も。
佐藤&ささき&日高:待ってます。期待しておりますので!(笑)
――期待したいところで!(笑)ありがとうございました。